以下では、Drupal 4.7.x から Drupal 5.x へのアップグレード手順を説明しています。
すでに 4.7.x をインストールされている方が対象となりますので、画像による詳細な説明は省いていますが、ご了承ください。
なお、以下の順番については、全体的な流れさえ間違えなければ、多少前後しても問題ない箇所もあります。
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アップグレードの前に、現在利用している拡張モジュールやテーマの Drupal 5.x に対応したものがリリースされているかどうかを確認し、あらかじめダウンロードしておきます。
同様に 公式日本語リソースキットもダウンロードしておきます。 -
まず、サイトの全ファイルとデータベースのバックアップを取ります。
これは必須ではありませんが、いわゆる「転ばぬ先の杖」ですので面倒がらずにやっておくことをお勧めします。 -
同様に、以下のファイルやディレクトをバックアップします。
こちらは必須ですので、必ず実行してください。- sites ディレクトリ以下のすべて
- files ディレクトリ以下のすべて
- 独自に変更を加えている場合は .htaccess と robots.txt
- その他、独自に作成したディレクトリやファイル
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管理者としてログインし、
管理セクション >> 環境設定 (admin/settings)
の「サイトのメンテナンス」をオフラインに設定します。
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管理セクション >> モジュール (admin/modules)
で、コアに含まれない全ての拡張モジュールを無効化します。
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管理セクション >> テーマ (admin/themes)
で、デフォルトテーマを「bluemarine」に変更します。
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Drupal 4.7 の全てのディレクトリとファイルを削除します。
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Drupal 5.x のアーカイブを展開するか、ローカルに事前に展開したものをアップロードします。
このとき、scripts ディレクトリや、不要な *.txt ファイルは削除しても構いません。 -
事前にバックアップを取った sites と files ディレクトリを書き戻します。
また、.htaccess と robots.txt などがある場合は、同様に書き戻します。
なお、.htaccess は若干の修正が行われていますので、後ほど、Drupal 5.x に付属しているものとマージするとよいでしょう。 -
sites/all/modules と sites/all/themes ディレクトリを作成します。
今後、コア以外のモジュールやテーマはこのディレクトリへインストールしてください。 -
Drupal 5.x に対応した拡張モジュールやテーマをインストールします。
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update.php を実行します。
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再度、管理者としてログインし、
Administer >> Site configuration >> Site maintenance (admin/settings/site-maintenance)
で、Online (オンラインモード)に設定します。
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Administer >> Site configuration >> Localization >> Import (admin/settings/locale/language/import)
で、日本語リソースキットの local/ja.po を上書きインポートします。
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拡張モジュールや、デフォルトテーマの設定を行います。
以上でアップグレードは完了です。
おつかれさまでした。