「Drupal(提携)」モジュールは、XML-RPC ネットワーク通信プロトコルを使い、他サイトと相互に情報をやりとりできる機能を提供します。 この機能によって、多数のサイトの情報を一元管理する中心的なサーバへ情報を送信したり、他サイトのユーザを登録なしで認証する「分散型認証」などを実現しています。
Drupal(提携)モジュールを有効にすると、以下のようなことができます。
- 中心的なサーバ(デフォルトでは Drupal 本家サイト)に、このサイトを登録できます。 また、インストールされているモジュールとテーマの情報や、ユーザや投稿数の要約統計量を任意で送信することができ、送信された情報は Drupal のモジュールやテーマのランク付けに役立てられます。
- このサイトに他のサイトが登録できるようになります。
- このモジュールを有効化している他のサイトのユーザが、このサイトでのユーザ登録を行わずに、分散型のユーザ確認をすることでログインできるようになります。
- 上記とは逆に、このサイトのユーザが username@example.com のようなメールアドレスとよく似た Drupal ID と呼ばれるログイン名を使用し、このモジュールを有効化している他のサイトでのユーザ登録を行わずにログインできるようになります。
Drupal(提携)モジュールの管理ページでは、XML-RPC サーバのページや、その他の関連するオプションを設定することができます。
もし、他のサイトの登録を許可して、それらのサイトのディレクトリ(登録サイト一覧)を表示したい場合は、以下のように drupal_client_page()
関数を使用し、リストアップするページを作成することができます。
簡単なディレクトリページの作り方:
- コンテンツタイプ「ページ」の有効化と、入力書式に「PHP code」が利用できるようにします。
- ページを作成するために コンテンツの作成 >> ページ へ行きます。
- 入力書式に「PHP code」を選択します。
- 適当なタイトルを入力し、本文に以下のコードを記入します。
<?php print drupal_client_page(); ?>
- その後、ページを保存(送信)すれば完了です。