今後の日本語翻訳について

投稿者: Takafumi 投稿日時: 2010-01-31 (日) 17:05   |

先般お知らせしたとおり、今後の翻訳拠点となるローカライゼーションサーバ上の日本語グループは他のコミュニティに移譲されました。
しかしながら、移譲から丸一ヶ月以上が経過した現在においてもその活動は遅々として進まず、あまつさえ活動を熱望した方々による翻訳はほぼゼロであり、本当に翻訳活動に興味を持っているのかどうかすらも疑問に感じざるを得ない状況が続いております。
また、次期バージョンである Drupal 7 も alpha 1 がリリースされ、ストリングフリーズに入り、各国のアクティブな翻訳チームではその翻訳も活発に行われている中、日本語チームは全く手つかずという状態にあります。

このような状況を受け、日本語翻訳グループの今後の方針や予定、あるいは本当に翻訳活動に興味を持っているのかなどを問い合わせるために、彼・彼女らの活動拠点である次のリンク先において公開で質問を行いました。
リンク先(1):l.d.o/jaの活動について
リンク先(2):l.d.o/jaの活動について

この問題はよく、Drupal Japan と他のコミュニティの諍いのように言われることがあるようですが、決してそうではなく、これは日本語に翻訳された Drupal を使用したい方々すべてが参加すべき性質の問題です。この点を良くご理解いただき、該当される方々には是非とも積極的にこの問題へ参加していただけるようお願い申し上げますすることをお勧めします。 当該グループがこのまま機能しない場合、最終的に不利益を被るのは Drupal Japan でも私自身でもなく、翻訳された Drupal を使用したい皆さん自身です。

多少は効果があったようで……

依然として私が投稿した質問には何故かご回答いただけていないようですが、多少は動いているように見せる必要があると判断したのでしょう、http://localize.drupal.org/node/604 を見る限りにわかに活発な動きを見せ始めたようです。
とはいえ、交わされている議論はこれまで彼らが g.d.o/japan で行ってきたのと同様に、表面的に格好の良い理想論を述べ、実際のアクションは他の誰かに期待するという『結論のでない議論』のように見えますので、言葉は悪いですが時々は誰かが尻を叩いて結論まで導いてあげる必要があるでしょう。 当該スレッドを見ると何人かの新規貢献者候補の方が参加していらっしゃるようですので、その方々には是非ともその役を期待したいと思います。

提案を追加

質問に対して不可思議なアクションがありましたので、それを修正し、さらに提案を加えました。
もし、追加したコメントにご同意いただける方がいらっしゃいましたら、drupal.org のアカウントでログインし、当該のコメントに単に +1 と書いたコメントを追加していただくと事態はよりよい方向へ進むかもしれません。

結論を出しました

その後さらに尻を叩き、ようやくマネージャーシップを移譲した岩田氏より回答をいただくことができました。
詳細は当該ポストを見ていただければわかりますが、同氏曰く「参加する気もなかったし、翻訳する気もない」とのことで、本当にただ呆れるばかりです。
したがって私自身は、もはやこのl.d.oのプロジェクトに期待することはできないと判断しました。
次期 Drupal 7 のコア翻訳についても、同プロジェクトの翻訳を下訳とするかどうかはともかく、どちらにしても別のものを準備する必要があると考え、次のアクションに移ろうと考えています。このアクションについては、また後日、「今後の日本語翻訳についてII」として書く予定です。

岩田氏のアクション

岩田氏からメールがありましたが、彼(ら)の陰湿なやり方にこれ以上つきあうつもりはありませんので、l.d.o/ja 上で公開回答を行いました。
早晩、当該ポストを第三者の目に触れないようにする可能性も考えられるため、以下にコピーを掲載しておきます。


はじめに、g.d.o/japan 茶番グループメンバー以外の、純粋に翻訳で貢献したいだけの方々には、本来なら l.d.o と無関係なこのような投稿を行うことをお詫び申し上げます。

さて、先日 aiwata55(岩田)氏から、私と Gabor(l.d.o の管理者) 宛にメールが届きました。 しかしながら私は、彼(ら)の陰湿なやり方にこれ以上つきあうつもりはありませんので、今後は彼らとのやり取りは全てパブリックな場で、かつ日本語でのみ行うつもりです。 とはいえ、彼の仲間と同じように私信をそのまま公開するという愚かな行為はできませんので、ここでは要旨のみを公表します。 原文は英語ですので、もし私の認識に誤りがあるようなら、岩田氏自身が原文を公開し、誤りを指摘してください。

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メールの要旨

d.o の ja プロジェクトを俺に譲れ。それが嫌なら l.d.o/ja の活動に報いるために翻訳が l.d.o/ja で行われていることを明示しろ
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もちろん、ここまで明け透けな言い方はしていませんが、趣旨としては概ねこの通りだと私は認識しました。 そして、これを前提に岩田くんに回答します。

Gabor が述べたとおり、いずれにしても近い将来 l.d.o/ja が d.o/ja に取って代わります。 それまでの間、もしあなたが Drupal スタンダードに則り co-maintainer として名乗りを上げ CVS アカウントを取得するなら、私はそれを拒まない(拒めない)でしょう。 しかしながら、あなたのこれまでの行動や言動から、あなたの真の狙いはそれを管理することではなく、それを所有しているという事実を欲しているだけのように私には見えます。 そのため、このポストで述べたように、実際にアクティブな翻訳活動をする(であろう)方にこの l.d.o/ja のマネージャーシップが移譲されない限り、私は進んで d.o/ja を譲ることはしません。 言い換えれば、l.d.o/ja のマネージャーシップが適任者に移譲され、その方が d.o/ja を co-maintainer として管理するだけでなく、その所有権も欲しいと言うのなら、私は進んでそれを叶えるでしょう。

ご存じのとおり、私は英語を書くのが得意ではなく、日本語でなら伝えられることも英語ではその百分の一も伝えることができません。 一方、あなたは英語だけは得意です。 その能力を駆使し、d.o の webmasters を謀り、またぞろ d.o/ja をも強奪したいのであればそうしてください。 私はされるがままに任せるでしょう

要旨のもう一つである「翻訳が l.d.o/ja の手柄なのを明示しろ」についてですが、これはもう単なる言いがかりに過ぎません。
配布している日本語ディストリビューションに含まれる翻訳は、現時点では 100% 私が翻訳したものであり、l.d.o/ja からの翻訳は一語たりとも含まれていません。 あなた自身もそれは十分認識しているはずです。
今後 l.d.o/ja による翻訳を含めたり、それを下訳とした場合には、当然のことながらそれを明示するでしょう。 しかしながら現時点でその事実はないのですから、わざわざ偽りを明示する理由も、それが l.d.o/ja のものではないということを明示する理由もありません。
それでもあなたがこのようなことを書いたのは、私が何か悪いことをしているかのような印象を Gabor に与えるためのものだと推測しますが、この認識に誤りがありますか?

以上、これについて岩田くんが回答や反論をするも結構、無視するも結構、タグを除去して第三者の目につきにくくするも結構です。
いずれにしても先に述べたように、今後はパブリックな場、かつ日本語以外であなた方とやり取りする気はありませんので、この点だけはご理解ください。

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